若手弁護士の情報法ブログ

某都市圏で開業している若手弁護士が日々の業務やニュースで感じたこと、業務において役に立つ書籍の紹介等を記していきます。情報法・パーソナルデータ関係の投稿が多いです。

書籍紹介 「事例からみる訴額算定の手引」:訴額計算に際しての必携書

 小川英明他「三訂版 事例からみる訴額算定の手引」(新日本法規)

〔三訂版〕事例からみる訴額算定の手引

〔三訂版〕事例からみる訴額算定の手引

 

 訴訟を提起する場合に裁判所に納める収入印紙の額を計算するためには、訴額を算定しなければなりません。

損害賠償請求や貸金返還請求といった金銭請求であれば金額は明確で訴額算定も容易なのですが、それ以外の類型では、そもそも訴額をどのように計算するか悩むことも多いです。

この本は、訴額算定の基礎理論の解説から始まり、具体的な訴訟の類型ごとにどのように訴額を算定すべきか、分かりやすくまとめられています。

先日、こちらが遺留分減殺請求訴訟を提起する際にもこの本は大変役に立ちました。

私が知る限り、訴額計算について最も網羅的にまとめられている本だと思います。

 

訴額計算における必携の本でしょう。

初ブログ

 

初めまして。

私は某都市圏で複数名の法律事務所に勤務している弁護士です。新人ではありませんが、ベテランや中堅とまでいえない、登録10年目未満の若手に属する部類です。

扱っている業務は雑多で、交通事故等の一般民事、離婚や相続等の家事事件、刑事事件、企業法務等幅広く、いわゆる「マチ弁」です。

 

このブログでは、弁護士の業務をしていく中でよかったことや疑問に感じたこと、法律や裁判関係のニュースについての雑感、業務をする中でお勧めの書籍など、思ったままに書いていきたいと思います。

 

当然守秘義務は厳守し、個々の事件について特定できるような内容にはしません。

 

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。