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若手弁護士のつぶやき

某都市圏で開業している若手弁護士が日々の業務やニュースで感じたこと、業務において役に立つ書籍の紹介等を記していきます

書籍紹介 「平成27年度研修版 現代法律実務の諸問題」

 日本弁護士連合会「日弁連研修業書 現代法律実務の諸問題<平成27年度研修版>」

日弁連研修叢書 現代法律実務の諸問題<平成27年度研修版>

日弁連研修叢書 現代法律実務の諸問題<平成27年度研修版>

 

 弁護士会がその年に実施した夏期研修で実施した各研修の講演録やレジュメ・資料をまとめた本です。

この平成27年度版で私が特に参考になったと感じたのが、藤田晶子弁護士による「商標法に関する実務上の留意点」と、山田知司裁判官による「控訴審の審理と主張立証のあり方」です。

特に後者については、講演の内容もさることながら、巻末に控訴の趣意の正しい記載の仕方についてまとめた図表も添付されています。これは、全部棄却の場合、一部認容の場合、原告複数で特定の原告のみ控訴した場合などの様々なパターンごとに、控訴の趣旨の記載でありがちな間違いも併記して正しい記載を書いてくれています。控訴は判決送達後翌日から2週間以内に提起しなければならず、スケジュール的にタイトであることから、このような記載の仕方を図示してくれるのは非常にありがたく、控訴する際には重宝することになるでしょう。